
皆さん、こんにちは。みどり幼稚園の園長を務めております、小山英明です。
みどり幼稚園は、旭川市のほぼ中央、石狩川と牛朱別川に囲まれた緑豊かな場所にあります。昭和32年に報恩寺付属の幼稚園として誕生し、「青葉や若葉のように、すくすくと元気に育ってほしい」という願いを込めて「みどり幼稚園」と名付けられました。昭和57年には学校法人となり、今日までたくさんの子どもたちとともに歩んできました。
私自身は昭和63年から、みどり幼稚園で子どもたちと毎日を過ごしています。園での生活を見つめるなかで、子どもたちが本当に心から楽しく、のびのびと成長できる環境とは何かを模索する日々が続きました。そんなとき、教育者である樋口正春氏や中原実道氏と出会い、大きな影響を受けました。「子どもたち一人ひとりを大切にし、それぞれの個性を尊重する保育をしたい」という思いがより一層強くなり、平成9年より、教職員とともに、環境を意識したみどり幼稚園独自の保育を実践してまいりました。
私が大切にしている言葉に、「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 微妙香潔」という『阿弥陀経』の一節があります。これは「青は青く、黄は黄く、赤は赤く、白は白く、それぞれが持つ光を輝かせながら調和する」という意味です。この言葉のように、子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、それぞれが持つ輝きを大切に育んでいくことが、私たちの使命であると考えています。
平成3年には報恩寺の住職にも就任し、現在は幼稚園とお寺、両方の活動を通じて、地域の皆さまとのつながりを大切にしています。子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを、保護者の皆さまとともに力を合わせて進めていきたいと願っております。

みどり幼稚園 園長 小山英明
これからも、子どもたちの笑顔あふれる幼稚園であり続けるよう、職員一同、心を込めて保育に励んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
関連施設

「みどりクラブ」は、平成27年度に報恩寺の3階に開設されました。仏教の教えを大切にし、「つよく・あかるく・なかよく」をモットーに、放課後の子どもたちが安心して過ごせる場所を提供しています。対象は小学1年生から6年生までで、障がいを持つお子さまについても面談を通じて、できる限り受け入れるよう努めています。
活動内容は、宿題や家庭学習をサポートする時間に加え、異年齢の子どもたちが自由に遊びながら交流を深める場を大切にし、豊かな体験を通して子どもたちの心を育んでいます。さらに、お誕生会やレクリエーションなど、楽しいイベントも盛りだくさんです。
詳細については、「みどりクラブ」のホームページをご覧ください。

「さらな保育園」は、平成28年にみどり幼稚園の敷地内に設立されました。0歳から2歳のお子さまを対象とし、その名前にはサンスクリット語で「癒し」や「安らぎ」という意味が込められています。
私たちは、子どもたち一人ひとりの成長の欲求をしっかりと受け止め、主体的に遊び、意欲的に生活できる環境づくりを目指しています。お子さまの発達段階に応じた温かい援助を行い、心と身体が健やかに育つ保育を心がけています。
さらな保育園では、毎日を安定した気持ちで過ごせるよう、特別な行事を設けていません。その中で、季節の移ろいを感じたり、日本の伝統的な習わしを知ったり、わらべうたを通じて心に触れる遊びを楽しんでいます。
詳細については、「さらな保育園」のホームページをご覧ください。
子どもたちが笑顔で過ごせる場所をこれからも大切にしていきます。どうぞお気軽にお問い合わせください。